依存症が疑われるケース

困っている人

買い物がやめられない

衝動買いや無駄遣いをして、後悔した経験のある方は多いでしょう。たまに浪費するだけでは病気とは言えませんが、生活に支障をきたすほど無駄遣いがひどい場合は、浪費癖病気と診断されることがあります。いわゆる買い物依存症は、必要ないとわかっていても買い物をやめられない症状を指します。アルコール依存症やギャンブル依存症も同じような病気で、体に悪いとわかっていても同じことを繰り返してしまいます。一般に過度のストレスは浪費癖病気の原因になることが多いとされています。買い物は良いストレス発散になりますが、それに頼り過ぎると抜け出せなくなってしまうわけです。この場合は何を買うかが目的ではなく、とにかくお金を浪費することに幸福感を覚えるのが特徴です。このほか注意欠陥・多動性障害も浪費癖病気の原因になることがあります。この障害を持つ人は計画的に物を考えることが苦手で、一時の衝動に任せて行動することがあり、買い物をしたい衝動が抑えられないと浪費癖となって現れます。

自分や家族が浪費癖病気だと感じたら、どのように対処すればよいのでしょうか。まずは収入と支出の数字をしっかりと認識し、このままでは危険だという現実を把握することです。少額のレシートまで取っておき、細かく家計簿をつけるのもひとつの方法です。けれどもその程度で改善するなら、浪費癖病気とまでは言えないでしょう。依存症は本人だけではどうしようもない場合が多く、しばしば他人のアドバイスが治療のきっかけになります。相当に努力しても治せない深刻な依存症が疑われる場合は、メンタルクリニックを受診することをお勧めします。精神科や心療内科の依存症外来では、買い物依存症やギャンブル依存症などを専門に取り扱っており、さまざまなケースに対応しています。多くは通院のみで治療できますが、重症の場合は入院を勧められることもあります。とりあえず話をしてみれば、それだけで苦痛が和らぐことも少なくありません。家族が浪費癖病気で困っているという方も、気軽に相談してみると良いでしょう。